【MLB】球団別プロスペクトTOP10:ボストン・レッドソックス

1位:トリスタン・カサス(1B)
2018年ドラフト1巡目(全体26位)指名。素晴らしいパワーポテンシャルを秘めた未来のスラッガー候補。精神面も含めて年齢に比して成熟した選手で、昨年は19歳の若さながら、20本塁打を記録した。193センチの長身を生かすことのできる1B守備にも定評がある。

主砲マルティネスと話をする1位のカサス

2位:ジーター・ダウンズ(2B/SS)
2017年ドラフト1巡目(全体32位)指名。ムーキー・ベッツのトレードの見返りとしてドジャースから移籍してきたが、ドラフト指名を受けたのはレッズ。昨年は24本塁打、24盗塁を記録するなど、走攻守にオールラウンドな活躍が期待できる。守備範囲は2B向きとされ、様々なポジションで出場するスーパーユーティリティタイプという意見も。

3位:ボビー・ダルベック(3B/1B)
2016年ドラフト4巡目(全体118位)指名。打席に占める本塁打、三振、四球の割合が高いアダム・ダンタイプの選手。2018年には32本、2019年には27本のホームランを放つなどその長打力は本物。3B守備にも定評があるが、レッドソックスの3Bレギュラーにはラファエル・デバースがいるため、メジャー昇格後は1Bをプレーする見込み。

4位:ブライアン・マタ(RHP)
2018年は新しく投げ始めたツーシームの扱いに苦戦して制球難に苦しんだが、去年は大きな進歩を見せて20歳の若さで2Aに到達した。90マイル半ばで投げ込まれるツーシームはゴロを量産することが可能で、80マイル半ばのスライダーとパワフルなコンビネーションを形成する。制球面が課題だが、ポテンシャルはローテーション3番手級。

5位:チャド・ウォード(RHP)
2018年ドラフト5巡目(全体160位)指名。大学時代はリリーフだったが、プロ入り後に先発に転向し成功を収めている。決め球は81~85マイルの、ストライクにもボールにも投げ分けられるスライダー。その他には常時92~94、最速96マイルのツーシームとフィールの良いチェンジアップを投げる。昨年は防御率2.14、K/9 11.2の好成績を残した。

【MLB】球団別プロスペクトTOP10:索引

6位:ギルベルト・ヒメネス(OF)
2017年7月に契約金僅か1万ドルで入団したところから評価を上昇させているスピードスター。そのスピードは20-80評価で最大評価である80評価を与えるスカウトがいるほどで、通常ならゴロアウトの当たりをヒットにすることができる。プロ入り後にスイッチヒッターになったが、両打席でコンタクトを生み出すことができている。長打を増やせるかどうかが今後の鍵。

7位:ジェイ・グルーム(LHP)
2016年ドラフト1巡目(全体12位)指名。プロ入り後は自身二度目のトミー・ジョン手術を始め、数々の怪我に悩まされ4年間で66投球回しか投げられていない。92-96マイルのファストボール、ドラフトでベストとされたカーブ、リハビリの過程で進歩を見せたチェンジアップが持ち球。ポテンシャルはエース級だが、リスクも大きい存在。

8位:ジャレン・デュラン(OF)
2018年ドラフト7巡目(全体220位)指名。46盗塁を記録したスピードが武器。プロ入り後に長打が増えたが、2A昇格後は壁にぶつかっており、スカウトの間でもパワーに関しては意見が分かれている。プロ入り後にコンバートしたOFの守備も現時点ではまだ発展途上。

9位:ノア・ソング(RHP)
2019年ドラフト4巡目(全体137位)指名。最速99マイルのファストボール、スライダー、カーブ、チェンジアップはいずれも評価が高く、持ち球自体はドラフト1巡目相当の評価を受けていた。プロデビューも上々だったが、海軍の許可が下りず、最低でも向こう2年は野球選手としてプレーすることができないことが決まった。

10位:タナー・ハウク(RHP)
2017年ドラフト1巡目(全体24位)指名。92-96マイルの重く沈むツーシームと、大きく曲がる80マイル前半のスライダーを、スリークォーターのアームスロットからクロスファイアーで投げ込み右打者を圧倒する。投球フォームの再現性が低く、制球が安定しないため、将来的にはブルペンに転向する可能性も。

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