4月の粗鋼生産23.5%減

リーマン以来の大幅下落

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 日本鉄鋼連盟は22日、4月の粗鋼生産量が前年同月比23.5%減の661万7千トンとなり、2カ月連続で減少したと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自動車各社が国内生産を停止したことなどによる需要の急減が響いた。リーマン・ショック後の2009年7月(24.9%減)以来の大幅な下落率となった。

 需要減に対応するため、最大手の日本製鉄やJFEスチールはそれぞれ一部の高炉を一時休止するなど減産に踏み切っている。鉄鋼連盟の担当者は「鋼材需要をけん引する業種が見当たらない。過去に経験のない深刻な状況だ」と話しており、当面は厳しい事業環境が続きそうだ。