中小企業支援補助金15億円増額へ 申請殺到、予算不足で 京都市、芸術家支援も2億円増

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京都市の「中小企業等緊急支援補助金」。事務局には初日から多くの申請書類が届いた(左京区・みやこめっせ)

 京都市は22日、新型コロナウイルス感染拡大の経済対策で設けた「中小企業等緊急支援補助金」について、予算を現在の10億円から25億円に増額すると明らかにした。同補助金は申請が殺到し、現状のままでは申請額を満額受け取れない可能性が浮上していた。同様に申請が相次いだ芸術家対象の「文化芸術活動緊急奨励金」も予算を1億円から3億円に増やす。

 同日の市議会代表質問で繁隆夫議員(自民党)の質問に対し、門川大作市長が「市内の中小企業に深刻な影響が広がっている。補助金を満額支給できるよう15億円増額し、総額25億円にする」と答弁した。27日に提案する補正予算案に盛り込む方針。

 中小企業等緊急支援補助金は、コロナ禍で売り上げが5割以上減少した中小企業などを対象に市が設けた独自の補助金で、今月11~15日に1万458件、計23億9700万円分の申請があった。予算枠が10億円のままだと、申請額(上限30万円)の3分の1程度しか受け取れない恐れがあり、事業者から心配の声が上がっていた。

 文化芸術活動緊急奨励金は上限30万円で、7~17日の申請期間に1071件の申請があった。市は審査の上で300~460件程度の交付を見込んでいたが、申請が押し寄せたことで採択される可能性が大きく下がる懸念があった。