“奇妙な陰謀論”を信じた7名のサッカー選手たち

すべてを理解できない事象が起こったとき、人間は誰か「黒幕」がいるのだと思い込んでしまうことがある。とはいえ、社会はそれほど単純ではないもので…。

今回は『Planet Football』から、「陰謀論を信じてしまった7名のサッカー選手たち」を紹介する。

デヤン・ロヴレン

別に自分のことを世界最高DFだと信じていることを陰謀論だというつもりはないが、彼は新型コロナウイルスの問題を受けて奇妙な言論に惹かれてしまったようだ。

彼は新型コロナウイルスが一般大衆にワクチン接種を強制するためにばらまかれたものだという陰謀説を支持する姿勢を示し、ビル・ゲイツのInstagramに『人々は盲目ではないぞ』と攻撃的なコメントを投稿している。

イケル・カシージャス

カシージャスは、人間がアポロ計画によって月面に到達したのかどうかという議論について自分の考えをツイートした時、人々を驚かせた。

『来年は月面着陸の日から50周年となる。私はそれについて議論している友人たちと夕食を摂っている。彼らは月面を踏んだと思うか?私はそうは思わない』と。

デイヴィッド・アイク

彼はそれほど選手としては知られていないが、陰謀論者としては有名だ。プロサッカー選手としてはコヴェントリー・シティでプレーし、引退後はヘレフォードで監督も務めた。それから21歳でテレビのキャスターに転身する。

彼は1999年に著述家として初の著作を発表。それは爬虫類人に関するものであり、その後はロスチャイルド家万能説や宇宙インターネット、肉体コンピュータなど様々な言説を発表した。そして、彼はカシージャスにも異を唱えるだろう。

なぜかと言えば、アイクは月の存在自体を信じていないからだ。

カルロス・ロア

90年代に活躍したアルゼンチン代表GKのカルロス・ロアは、1998年のワールドカップにも出場した名守護神であった。マジョルカでスペイン・スーペルコパを優勝するという伝説も成し遂げ、間違いなく世界最高クラスの選手だった。

しかし1999年にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が間近になったとき、彼は突然「2000年は困難なものになる。神が望んでいるタイプの生活を送っていない人々が問題を抱えるのは間違いない」とハルマゲドン論に従い現役を引退する。

当然2000年にそれほど大きな問題は起こらず、ロアは数ヶ月でピッチに復帰。ただそれ以前のパフォーマンスを取り戻すことはできず、問題を抱えたのは彼の方だった。

ネイザン・エクルストン

リヴァプールの下部組織から2009年に昇格し、それから公式戦9試合に出場したエクルストン。ロッチデールにローン移籍していた2011年9月11日、彼はツイッターで「あの攻撃がテロリストの仕業であるということをメディアが信じさせようとしている」と投稿した。

これは9.11アメリカ同時多発テロ事件がイルミナティ(秘密結社)の仕業であると訴えている「9/11 Truth movement」の言説であり、エクルストンはその信者であることが明らかになった。リヴァプールはこの投稿を調査しなければならない羽目となっている。

マティアス・ビトキエビエス

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ウルグアイ生まれのスイス代表選手マティアス・ビトキエビエスは、2016年にFacebookで奇妙な映像を投稿した。それはジュネーヴ付近で撮影されたもので、未確認飛行物体が映っている…というものだった。

ビトキエビエスはそれをキャプション付きで投稿した。『みんな、わたしと同じものが見えるか?全くクレイジーだ!UFOはスタッド・ドゥ・ジュネーヴからすぐそこのエリアを飛んでいる!」

ファビアン・デルフ

正確には陰謀論ではないが、言及する価値はある。彼は2016年にマンチェスター・シティのYoutubeチャンネルで「僕は幽霊をずっと見ているんだ」と話した。

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「最初にアストン・ヴィラと契約した時、ホテルに泊まっていた。部屋ではたくさんの物が動いていた。4ヶ月前にも自宅で見た。ベッドルームに2人の幽霊がいたよ。僕を傷つけようというものではなかったが、間違いなくいた。一瞬だったが、彼らを見た」

デルフ、大丈夫だったかい?

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