【新型コロナ】「3密対策は万全、協力を」 献血者にバラの花を贈呈へ

厚木、秦野、平塚市内の生産者が育てた計510本のバラをプレゼントする

 県赤十字血液センターは24日、横浜、川崎、藤沢市など県内6カ所の献血ルームで、献血協力者にバラの花を贈る「はなさか献血キャンペーン」を実施する。コロナ禍の影響で落ち込む協力者の回復が狙いで、担当者は「献血は不要不急ではない。3密を避けるなど対策も万全なので安心して協力してほしい」と呼び掛けている。

 県内では毎日約900人の献血協力者が必要だが、緊急事態宣言後は激減。イベント中止に加え休校や休業で献血バスを配車できず、安定した血液の確保が困難な状況が続いている。

 献血者への生花プレゼントは30年以上、県園芸協会の寄贈を受けて毎年母の日に続けてきた。今年はコロナの影響でイベントや式典の中止が相次ぐなど育てた花を廃棄せざるを得ない状況に陥り、同協会は「美しく咲いた花をたくさんの人に届けたい」と提案。規模を拡大し、母の日以降も洋ランなどを贈ってきた。

 24日は、厚木、秦野、平塚市内の生産者が育てたバラ510本を用意。▽横浜駅東口クロスポート▽横浜Leaf▽かわさきルフロン▽みぞのくち▽藤沢▽本厚木─の各献血ルームで先着順にプレゼントする。

 詳細は同センターの公式サイト、または同センター電話045(834)4611。

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