松下洸平に下積み時代に通っていたお店で、ブレイク前夜を語ってもらった

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NHKの朝ドラ『スカーレット』で脚光を浴び、一躍、ブレイクを果たした松下洸平さん。

「#八郎沼」の盛り上がりは記憶に新しい。

そんな彼に自身の下積み時代を支えた、思い出の場所で、変化の渦中にいる今の気持ちを語ってもらった。

33歳で遅咲きのブレイク。地道に歩んできた〝これまで〞

彼はある朝、突然現れた。昨秋から今年3月まで放送された、朝の連続テレビ小説『スカーレット』。

女性陶芸家になる夢へとひた走るヒロインの相手役、十代田八郎役を務め、注目を集めた松下洸平さん。

その誠実で優しさにあふれた役柄にハマる女性が続出。回を追うごとに存在感は増し、SNSを中心に「#八郎沼」なるハッシュタグも生まれた。

鈴木亮平、ディーン・フジオカなど、ここ数年、朝ドラを足掛かりに飛躍していった俳優たちと同様、33歳での〝ブレイク〞だった。

松下さんが夢を追い、都心へ出てきたのは2007年。当初は歌手を目指していたが、そう簡単に〝順風満帆〞というわけにはいかなかった。

俳優活動をスタートし、ミュージカルにも挑戦。20代前半を振り返り「自分は何を表現したいのかを模索していた」という。

「二子玉川に引っ越したのは25歳のときです。ちょうど演じることの面白さがわかってきた頃でした」

なぜ、二子玉川を選んだのか?

「響きがおしゃれだったので(笑)。あと、八王子出身なので、自然が多いところがいいなあと思ったんです。『SOUL TREE』は、当時住んでいたマンションの近くにありました」

松下さんの弾けるような笑顔が見たい!

通りから1本入った小道の奥。元は鉄工所だったというだけあり、外観は倉庫そのものだ。

「最初の1歩を踏み入れるまではドキドキでしたが、扉を開けてびっくり。めちゃめちゃおしゃれだし、広い割にすごく静かで。

ひとり客も多かったので、行きやすくて。遊びに来た友達にドヤれるというか、秘密基地な感じもよかった(笑)」

舞台での活動は体力勝負。パワーチャージを求めて訪れる日もあった。

「あと数日、喉が持つだろうか……、というときにオーダーしていたのは、お肉。ハンバーガーとかステーキとか。

脂や肉汁が喉に栄養を与えてくれるんですよ。デザートのティラミスもめちゃめちゃ美味しくて。うわぁ〜、久しぶりだなぁ」

そう言って、慈しむような眼差しで、ティラミスを見つめ、美しく長い指先を操りそっとスプーンを入れた。

そんな松下さんのプライベートや今後の仕事への想いは、最新号にてたっぷりご紹介!