べっぴんの湯 新源泉確保へ 久慈市、今秋にも井戸掘削

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営業休止が続く新山根温泉べっぴんの湯。市は新たな井戸掘削で活路を探る=久慈市山根町

 久慈市は源泉量の激減で昨年10月から営業休止している同市山根町の新山根温泉べっぴんの湯で、今秋にも新たな井戸を掘削して源泉確保を目指す。現在の井戸の湯量回復工事などに取り組んできたが、湧出量に大きな変化はみられず、新たに5千万円超を投入し抜本的な改善に乗り出す。早期の営業再開へ工事の成否が注目される。

 ボーリングの工法などを業者と調整中で費用は5千万~6千万円程度と見込まれる。市は2020年度当初予算に修繕費など同施設の関連費用1億円を計上。掘削工事の財源は同予算のほか、返済時に8割の交付税措置がある辺地債の活用も探る。

 同施設は1995年開業。全国有数の強アルカリ性の湯が特長で約230万人が訪れた。遠藤譲一市長は「市内観光だけでなく県北振興の観点からも必要不可欠な施設。県とも連携して早期再開を目指す」としている。