安倍内閣、黒川検事長の辞表を受理

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため「3密」を避けるよう要請が出ていた中、産経新聞記者らと記者自宅で賭けマージャンしていたことを認め、辞表を提出していた東京高検の黒川弘務検事長の扱いについて、政府は22日の閣議で辞職を承認した。

 黒川氏に対しては法令順守に特に高いモラルが求められるポストにありながら、賭けマージャンに参加してきた朝日新聞元記者の同社聞き取りでも「この3年間に月2~3回程度の頻度で、1回あたりの勝ち負けは1人あたり数千円~2万円ほどだった」と証言しているのに、人事院規則では「停職」に該当する事案に対して、森まさこ法務大臣は黒川氏の退職金に全く影響なく満額支払われる「訓告」処分とした。

 この処分結果に、ヤフーのアンケート調査(Yahoo!ニュース みんなの意見、あなたは処分の結果に納得できますかhttps://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/41469/vote)では、22日からの実施に午前11時22分現在、1万2601人が回答し、その92.3%に当たる1万1625人が「納得できない」と回答。アンケートは6月1日まで行われる。ネット上では「刑事告発&懲戒免職せず、辞表を受理し、7000万円超の1回目の退職金の支払いするような内閣は直ちに総辞職しろ」との声も上がっている。(編集担当:森高龍二)

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