ハーレー、カワサキ、BMW 高速道路をゆったりと走るのに最適な3台

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現段階では首都圏の緊急事態宣言は継続中。まだまだ浮かれていられないことは百も承知の上で“少し自由に動けるようになったら乗ってみたいバイク3台”を考えてみました。


憧れのハーレーの入門モデル

新型コロナ禍の影響をもし吹っ切るとすればコイツしかないでしょう。最初に提案したいのはハーレーダビッドソンの「IRON(アイアン)883」というバイクです。どこまでもどこまでもゆったりと走り続けたいと思った時、ハーレーが真っ先に浮かんできます。映画「イージーライダー」を現役で見てきた一人としては本当はソフテイル・スリムというモデルを選びたいところですが、とにかくハーレーを外すわけにはいきません。

グッと腰を落としたローダウンルックにはハーレーだけが持つ独特の迫力を感じる

ハーレーと一言で言ってもかなりのモデルがあります。あまりバイクに詳しくない人にとってハーレーといえば、フロントに大型の風防を取り付けたビッグバイクに、いかついおじさん達が跨がっているという絵がすぐに浮かぶかもしれません。モデル名でいえばロードキングとかウルトラリミテッドと言われるバイクであり、ハーレーの王道としてめちゃくちゃカッコいいのです。

しかし、いかんせん大きくて重くて取り回しには相当なスキルが必要。リターンライダーを考えている私にとってはやはり荷が重いのです。しかし今回お薦めしているアイアン883はそこまで大きなものではありません。リターンライダーさん達にも乗りやすいシート高760mm(スーパーカブC125のシート高は780mm)、エンジンは883cc、車両重量256kgで、お値段は1,373,900円からと比較的リーズナブルです。ちなみに大きなロードキングは車両重量が360kgもあり、価格は2,987,600円からとなっています。

ハーレー伝統のV型ツインエンジン。音と振動が魅力

さてアイアン883ですが“乗りやすさ”と“楽しさ”が両立していて、ハーレー入門用にはいいのでは、と評価する人が多いのも事実です。かといって軟弱な感じなどはまったくありません。スタイルはハーレー伝統のVツインエンジンであり、不要なものを削ぎ落とした、粗削りな全身からはワイルド感がたっぷりと発散されています。

おまけにこのアイアン883は、ハーレー・ダビッドソン・ジャパンが6月30日まで提供している「FREEDOM PROMISE」という保証付き購入プランの対象車です。このプランは、例えば購入後に「あ、もう少し大きなモデルにしておけばよかった。乗り換えたいな」などと思ったときに役立ちます。

LEDヘッドランプもカスタムパーツとして用意

もし新車登録から365日以内であれば、他のハーレー(対象車あり)に乗り換える場合、新車本体購入価格と同価格で最初に購入した車両を下取ってくれるというありがたいシステム。アイアン883で失敗した、ということはあまりないとは思いますが、こうしたプランがあるだけでも、憧れへのハードルは少し下がることになります。

日本伝統のゆったり系ビッグバイク

2台目として選んだのはカワサキのW800という、レトロ感あるバイクです。形こそ古そうですが実は最新のマシンで、クルマでいうところのネオレトロであり、中身はすべて現代なのです。そのベースというか、基本にあるのは1960年代から70年代に人気を博したカワサキには650-W1(W2、W3と進化していく)というバイクでした。

旧き時代のW-1を始めとしたWシリーズを知っている人にとっては懐かしいスタイル

当時は“ダブワン”と呼んでいたのですが、速さより、地面に対して直立している2気筒650ccエンジンはバーチカルツインエンジンと呼ばれ、その独特のエンジン音と振動、そして重厚さが多くのライダー達の心を掴んでいました。もちろん現在でも語り継がれる日本の名車ですが、なにぶんにも半世紀以上前のバイクになります。

ビンテージモデルはそれなりに高値で取引もされていますが、だからといって簡単に手を出せるようなバイクではありません。ある程度トラブルにも対応できないと、苦労することがあると思います。しかし、その雰囲気や味わいは相変わらず魅力的。

真上から見たW800。かなりスリムで乗りやすそう

そこで考えられたのが当時のスタイルをモチーフに800ccの52馬力2気筒エンジンを与えて、仕上げたのがW800です。見た目の雰囲気、悪くないです。前後がディスクブレーキというのは、もちろん安全のためですし、見た目も気になりません。とにかくWシリーズの雰囲気を出来うる限り損なうことなくしっかりとまとめ上げたところに、カワサキの意地のようなものを感じます。

これでシート高は790mmと十分に乗りこなせそうな高さですし、車両重量も226kgと軽量。当時はかなり大柄と感じていたボディですが、現代のバイクの中ではスリムな部類で扱いやすそうです。

シンプルなデザインで視認性もいい計器類

このバイクもハーレーアイアン883と同様に、高速をゆったりと走り続けるには最適の1台だと思います。そしてグリップヒーター、ライダーには本当に助かるETC2.0車載器を標準で装備し、価格は消費税10%込みで110万円となっています。なんか急激に欲しくなってきた1台です。

小さくてもBMW、どこへでも気軽に

3台目として選んだのはBMW G310GSという、都会からオフロードまでオールラウンドに走れるバイクです。このバイク、大型自動二輪免許がなくても乗れるBMWモトラッド(以下BMW)としてデビューしたときは大変な話題になりました。本来はアジア圏や中南米の新興国をターゲットにしていたのですが、日本でも気軽に乗れるBMWは多くの人を惹きつけ反響を得たのです。

都会にも郊外のキャンプ場にも似合うスタイル

実際に乗ってみると本当に軽快にヒラリヒラリという感じで乗りこなせ、輸入車感がないというか、気分的にもの凄く楽というか、意識することなく乗れることに感動すら覚えたものです。車両重量は170kg。シート高は今回の3台の中で最も高く835mmなのですが、車体やシートの細さもあり、とても座りやすく足つき性の悪さという問題を感じることもありませんでした。そして価格です。それまでの100万円オーバー当たり前の輸入車価格からすれば、695,000円からというのは一気にお手軽になった感じがします。

クランクケースのガードを装備し、オフロード対応

しかし、いくら小さくお手軽だと行っても313ccのエンジンは34馬力あり、ちょっとアクセルをひねるとなかなかの加速を示してくれます。無茶さえしなければ、通勤や買い物などの街乗りから、週末のキャンプ・ツーリング、高速を使ってのゆったり秘湯巡りツーリングなど、道の変化や悪さを気にすることなく、気軽に走って行けそうなバイクとして提案してみました。

今回はあくまでも個人的なセレクトです。皆さんのお気に入りはどんな3台が並ぶでしょうか? 風を切って快走する自分をイメージして選んでみると楽しいかもしれません。