中村和弥県議が辞職 政活費不正受給問題 「県民に迷惑掛けた」

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 中村和弥県議(59)=諫早市区=が事務所費全額に政務活動費を充当しながら、実際には半分の賃料しか支払っていなかった問題で、中村県議は22日、瀬川光之県議会議長に議員辞職願を提出、許可された。同日、自民党県連にも離党届を提出し、受理された。
 中村氏の事務所費を巡っては、住民監査請求の結果、賃料の領収書を自ら作成していたことが判明。2018年度から過去5年分の事務所費と利息約408万円を返還したが、県監査委員から「違法な公金の支出」と指摘されていた。県内の政治団体は詐欺などの疑いで長崎地検に刑事告発している。
 瀬川議長によると、22日午前、中村氏が県議会事務局を通じて辞職願を届けた。辞職理由は文書で「常に公正でなければならない議員の立場として県民に迷惑を掛けたことは事実」とした。26日の各派代表者会議で中村氏に説明を求める予定だったが、辞職したため、出席は求めないという。
 瀬川議長は「公金の不適切な支出から議員辞職に至ったことは大変遺憾」とコメント。今後、政活費の運用の見直しを進め「県民に理解をいただけるような案を示したい」とした。
 中村氏は旧小長井町議を経て07年、県議に初当選、4期目の途中だった。自民県連政調会長も務めた。諫早市区(定数4)は中村氏の辞職で欠員1となる。22年3月1日に県知事が任期満了となるため、同区の補選は知事選との同日選になる見通し。