コロナ終息願い力強く 書家が龍馬の名言を揮毫 長崎・聖福寺

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新型コロナウイルスの終息を願い、揮毫する原さん=長崎市、聖福寺

 新型コロナウイルスの終息を願って書家が揮毫(きごう)するイベントが22日、長崎市玉園町の聖福寺であった。同市の原雲涯さん(73)が縦約90センチ、横約3.6メートルの紙に、坂本龍馬の名言「日本を今一度せんたくいたし申候」などを記した。
 同寺は1867年5月22日、龍馬率いる海援隊の船と紀州藩の船が衝突した「いろは丸事件」の談判が開かれた場所。イベントは、当時の国難収束に龍馬が努力したことにあやかってコロナ禍を乗り越えようと、地域活性化や平和活動に取り組む市民団体「和プロジェクトTAISHI」(宮本辰彦代表)が開いた。
 原さんは、筆に墨をたっぷりと付けて揮毫。「(コロナ禍を)打ち消すことができるよう力強さを表現した」と語った。同寺の田谷昌弘住職(48)は「世界中が混乱している状況だが心を洗い流し、考え方や価値観を変えて新しい生活様式に対応しなければならない」と話した。今回の書は当面、同寺に展示する。
 同市の彫刻家、故山崎和國さんが手掛けたブロンズの龍馬像を同寺に設置するため、市民有志で「長崎・聖福寺に坂本龍馬像を建立する会」を立ち上げたことも報告された。