最強チーム決定戦 2001年マリナーズなど16チームが2回戦進出

シミュレーション・ソフト「Out of the Park Baseball 21」を使用して最強チームを決定する企画の第2弾「MLBドリーム・ブラケット2」は、日本時間5月23日に1回戦の32組の対戦のうち、残り16組の対戦が行われた。最大7試合の4勝先取制で勝者が決定され、2019年アストロズと1998年パドレスはそれぞれ対戦相手をスイープ。この2チームのほか、2001年マリナーズなどが2回戦進出を決め、ベスト32が出揃った。

2001年マリナーズは、ワールドシリーズを制した2015年ロイヤルズと対戦した。2勝2敗で迎えた第5戦、ロイヤルズが5回までに3点を先行するも、マリナーズは6回表に2点、7回表に1点を奪って同点とし、8回表には一挙8得点のビッグイニングで勝ち越しに成功。この試合を11対3で制し、第6戦は2対0の完封勝利をクローザーの佐々木主浩が締めくくって2回戦進出を決めた。なお、イチローは第6戦で3安打を放ったが、6試合で打率.222と低調だった。

ニグロリーグから参戦している1942年カンザスシティ・モナークスは、ワールドシリーズ王者の2005年ホワイトソックスと対戦し、2勝3敗と追い込まれてから2連勝。エースのサチェル・ペイジが第5戦で4本塁打を浴びるなど防御率9.28と振るわなかったが、テッド・ストロングとウィラード・ブラウンの3・4番コンビが合計5本塁打、16打点の猛打でチームを牽引した。

もう1つの特別参加チーム、1994年モントリオール・エクスポズは、ワールドシリーズ王者の1990年レッズと対戦して4勝3敗で2回戦へ進出。3勝3敗で迎えた第7戦は、4回終了時点で5対3とリードを奪い、なんとか1点差で逃げ切った。

日本時間5月23日に行われた1回戦の結果は以下の通り(スコアは勝敗を表す)。

ア・リーグ ブロック2
1998年ヤンキース 4-2 2019年レイズ
1942年モナークス 4-3 2005年ホワイトソックス
2019年アストロズ 4-0 1991年ツインズ
1993年ブルージェイズ 4-3 1995年インディアンス
1988年アスレチックス 4-3 1984年タイガース
2001年マリナーズ 4-2 2015年ロイヤルズ
2002年エンゼルス 4-3 1983年オリオールズ
2011年レンジャーズ 4-1 2018年レッドソックス

ナ・リーグ ブロック2
1986年メッツ 4-1 2018年ロッキーズ
1998年パドレス 4-0 2012年ジャイアンツ
1994年エクスポズ 4-3 1990年レッズ
1979年パイレーツ 4-1 2003年マーリンズ
2004年カージナルス 4-2 2008年フィリーズ
1995年ブレーブス 4-3 2011年ブリュワーズ
2019年ナショナルズ 4-2 1977年ドジャース
2011年ダイヤモンドバックス 4-2 2016年カブス

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