国際卓球連盟、感染予防のガイドライン公開 「卓球台の上で手を拭かない」など

写真:「卓球は人をつなぐ」Rallys/提供:西泰宏

国際卓球連盟(ITTF)は、22日、通常のトレーニングや卓球の練習を行う際の、新型コロナウイルス感染予防のガイドラインを公開した。今後も、新型コロナウイルスの感染や予防の新情報が入るたびに更新されるとのことだ。また、このガイドラインは法的拘束力を持つものではなく、各国や各自治体の指導や方針を補完するためのものとしている。

個々人の衛生管理

・定期的に手を洗い、顔を触らないようにすること
・公共の場ではマスクを着用し、必要に応じて定期的にマスクを交換すること
・他のプレイヤーや参加者と握手をしないで、うなずきや手を振ることで代替すること
・咳やくしゃみをするときは、ティッシュなどで口や鼻を覆い、使ったティッシュはすぐに捨て、手を洗うこと

練習場や練習時の衛生管理

・練習場に手指消毒剤を用意し、定期的に手を消毒すること
・プレーヤーは、自分のボールや飲み物のボトルを使用すること
・(現時点の)初期段階では、ダブルスをプレーしないことを推奨
・他の人から2メートルの距離を保つこと
・会場の入り口には、靴の除菌のための湿った消毒マットを敷くこと
・一人だけがすべての卓球ボールに手で触れるようなマルチボールシステムを導入すること
・以前別の人が使用していたら卓球台を使用する場合は、10分間待ってから使用すること
・卓球台は毎回使用前に清掃、消毒すること
・チェンジエンドをしたり、卓球台の上で手を拭いたりしないこと
・卓球台の間隔を十分に空けること
・換気は、2時間に1回、もしくはグループが入れ替わる前に行うこと

こちらはバージョン1.0のガイドラインであり、今後更新されることがある、とITTFが発表している。

細かな注意点が多いが、これも卓球を楽しみ、プレーし続けるために必要なことだ。緊急事態宣言の解除とともに徐々に卓球のプレーを再開するプレーヤーが増えることが予想される。卓球を今後長く続けていくためにも、プレー再開の前に、一度目を通しておいてほしい。

文:ラリーズ編集部

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