コロナ禍で出勤の従業員に弁当無償配布 佐世保アウトソーシング

弁当を選ぶ従業員=佐世保市、佐世保アウトソーシングセンター

 企業の業務受託などBPO事業を手掛ける「パーソルワークスデザイン」(東京)の佐世保アウトソーシングセンター(佐世保市栄町)は、地元飲食店で購入した弁当を、従業員の出勤者全員(約150人)に無償で配布する取り組みをしている。
 同センターは、情報漏えいの危険があるため在宅勤務に対応できにくい。新型コロナウイルス禍で不安が広がる中、日々出勤している従業員の慰労と飲食店支援が目的。
 弁当配布は18日に開始。地元すし店やラーメン店、居酒屋など4店舗で購入している。31日まで毎日配布する。従業員の女性(46)は「4種類あるので選ぶのが楽しい。おいしい弁当を食べてリフレッシュできる」と笑顔。米良智子センター長は「会社として取り組めば注文も多くなるので、飲食店も助かると思う。支援の輪が広がっていけば、うれしい」と話した。
 同センターは2017年に県の誘致で進出。コールセンターやシステムトラブルに対処する「ヘルプデスク」などのサービスを展開している。従業員数は約170人。

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