3日前放流でダム容量2倍

農業・発電用、政府試算

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ダムの事前放流のイメージ

 全国の1級水系ダムで農業、発電用にためている水を大雨が予想される3日前から放流し続ければ、雨をせき止める容量が全体で2倍になるとの試算を23日までに政府がまとめた。増える容量はダムによって異なるが、国土交通省は下流の氾濫リスクを低減できると判断。月内をめどに水系単位で国や自治体、農家などが協定を結んで放流体制を整え、梅雨期に備える。

 ダムは、雨をためて洪水を防ぐ治水、農工業や発電、水道用にためておく利水の役割がある。政府は昨年、台風19号(東日本台風)の被害を教訓に、利水ダムでも大雨が降る前に水位を下げ、治水に活用する方針を決定した。