ロックダウン解除のデパートで商品がカビだらけ!? 2ヶ月間で売り場は衝撃的な光景に!

画像はFacebookより

新型コロナウイルス対策の経済活動制限が緩和に向かう中、ようやく営業を再開できる喜びが一瞬で消え去るインパクト強烈な写真がSNSで話題になっています。

日本政府は5月14日、39県で新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を解除しましたが、海外でも新規感染者数が減少傾向にある国では外出・経済活動制限の緩和に動き出したところが出ています。

マレーシアでも3月18日から活動制限令によって実施されてきたロックダウンが5月4日から緩和され、多くの経済活動が認められました。ショッピングセンターも営業再開できることになったのですが、ほぼ2か月の間陳列されたままだった商品が変わり果てた姿になっていたのです。

靴、バッグ、ベルト、財布といった革製品の表面にはカビがびっしりと生えていました。この写真はマレーシア在住者によって5月10日にフェイスブックに投稿されました。

撮影されたのは、サバ州コタキナバルのスリアサバ・ショッピングモール内にあるデパート「メトロジャヤ」との情報が流れています。2か月の休業中に空調を切っていたのか不明ですが、マレーシアに限らず東南アジアのSNS上では驚愕の声が多く上がっています。このショッピングモール内にはユニクロやダイソーも出店していますが大丈夫だったのでしょうか。

さらには同じマレーシアのペラ州イポーにある映画館内の写真も拡散。観客席が一席残らずカビで真っ白になっているのです。これまた戦慄の光景にSNS上で話題になったのは言うまでもありません。

映画館は5月4日からの緩和措置でも営業がまだ認められていないため、営業再開までの間にさらにカビに覆われることになりかねません。

映画館の件では、一人のマレーシア人がツイッターに「今回カビが生えてこの映画館の運営には良かったかもしれない。徹底的に清掃を行うだろうから。今までのようにゴキブリが走り回っているようなことは今後ないだろう」と投稿しています。

マレーシアと気候等の条件が違うとはいえ、日本でも他山の石として注意が必要でしょう。店舗の営業再開時には自店の商品にカビが生えていないかの入念なチェックが必須です。さらに営業自粛期間中でも店内の換気と清掃、商品の手入れを定期的に行う必要があることを、マレーシアでの例が教訓として示しています。

消費者の立場としても今後営業再開したばかりの店舗やショッピングセンターで買い物をする際には、カビが生えるなど商品が傷んでいないか入念なチェックをする自衛策が必要かもしれません。(取材・文◎赤熊賢)

© TABLO