「次亜塩素酸水」 長崎市民への無料配布を開始 長崎青年会議所

長崎青年会議所のメンバーから次亜塩素酸水を受け取る市民(右)=長崎市民会館前

 長崎青年会議所(峰昇平理事長)は23日、除菌効果が期待される「次亜塩素酸水」の長崎市民への無料配布を始めた。新型コロナウイルスの感染予防対策の一環で、初回は同市魚の町の市民会館前で実施。6月末まで毎週土曜日に市内各地を訪れて提供する。
 品薄が続くアルコール消毒液などの代用品として、青年会議所が作った次亜塩素酸水を1人4リットルまで配布する。会場では、青年会議所のメンバーがポリタンクに入れて用意し、ペットボトルなどの容器を持参した市民に注いで渡した。会社役員の男性(49)は「自宅のテーブルなどを拭きたい」と話していた。
 峰理事長は「次亜塩素酸水はべたべたせず、においもほとんどしなくて使い勝手が良く、家庭で役立ててほしい」と話した。次回は30日午前10時~午後3時、同市琴海村松町の琴海南部文化センター前で実施する予定。


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