「難局突破自分の使命」 仙台89ERSの志村新社長、変化に対応できる組織に

©株式会社河北新報社

仙台89ERSの新社長に就任した志村氏=21日、仙台市太白区の球団事務所

 バスケットボール男子、B2仙台を運営する仙台89ERSは、ゼネラルマネジャー(GM)の志村雄彦氏(37)が社長に就く人事を決めた。中心選手としてチームを率い、フロントを経て球団のトップに就任する志村氏に意気込みを聞いた。(聞き手は射浜大輔)

 -新型コロナウイルスで先行きが不透明な中で、経営を担う。

 「クラブが前進するためならと思って引き受けた。新型コロナによる難局を乗り切るのは、東日本大震災の時もチームにいた自分の使命。育ててくれたチームと、地元仙台・宮城に恩返しする」

 -どのような社長像を描いているのか。

 「太郎さん(渡辺前社長)は球団を改革し、新しい事業に取り組んだ。自分の役割は加速させていくことだ。強みは元選手としての知名度。前面に出して営業をかける。スマートにはやれないので、地道にいく」

 -経済が冷え込み、厳しい戦いが予想される。

 「やり方を変えないといけないことも増えてくるだろう。チーム、フロント、ブースター、スポンサー。4者の距離を近づけ一丸となることが重要だ。元選手で引退後も2年間営業に携わった自分こそが、つなぎ役を果たせると思っている。この難局を乗り切るため、変化に対応できる組織を目指す」

 -必要なことは。

 「お互いを尊重し合うことが高いパフォーマンスにつながる。そのためにはコミュニケーションを密にして相手をよく知ることが大切。選手時代からのモットーだ」

 -GMとしてチームの強化に取り組んできた。来季の展望は。

 「桶谷監督との二人三脚で、目指す形の土台はできた。編成や戦略は間違っていなかったと思うが、B1昇格という目的地にはたどり着けていない。昔から惜しいところまでいくけれど、届かない。必要なのは結果。必ず結果を出す」

 「シューティングガードの沢辺を核として、B1でも戦えるチームにしたい。全体的なサイズアップが必要で、高身長のポイントガードが重要な補強ポイントだと考えている」