DeNA今永、浜口がシート打撃登板 「久々にしては良かった」開幕ダッシュへ好感触

【写真右】シート打撃で順調な仕上がりを見せた今永【写真左】シート打撃で最速146キロをマークした浜口=横浜(球団提供)

 先発ローテーション入りが確定している横浜DeNAの今永昇太(26)、浜口遥大(25)の両左腕が24日、横浜スタジアムで行われたチーム練習でシート打撃に登板した。ともに仕上がりは順調のようで「久々の実戦登板にしては良かった」(今永)などと球団広報を通じてコメント。現時点で6月後半を目標にしている開幕へギアを上げていく。

 今永は打者6人に17球を投げ、許した安打は戸柱の1本だけ。大和、ロペス、梶谷から三振を奪い、最速は148キロをマークした。

 2カ月ぶりの打者との対戦となったが、マウンドの傾斜や捕手との間合いに好感触をつかんだ。「今まで意識してきたフォームを無意識化して対応できたのは良かった」とさらなる進化を予感させた。

 最速146キロだった浜口は打者8人に25球を投じて無安打ピッチング。四球を二つ与えたが「自主練習期間中にキャッチボール、ブルペンで意識していた体の使い方をストレートではしっかりつなげられた」と手応えを口にした。

 今後は試合勘を取り戻しながら球数を増やしていく。「チェンジアップの抜けがあまり良くなかったので修正していきたい」と変化球の精度向上を課題に挙げた。

 いまだ開幕日は確定せず、異例の試合日程が予想される。今永は「難しい調整は続くが、プロ野球選手として決まった日程に向けて調整していくだけ」。1学年後輩の浜口も「試合を早くしたい気持ちはあるが、感染防止を徹底して、一日も早くファンの前でプレーできるように調整していきたい」。両サウスポーが開幕ダッシュのキーマンとなる。

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