ゆうちょアイデア貯金箱コン “アジフライの聖地”で入賞 すてきなデザイン・アイデア賞 梶川君(松浦・御厨小3年)

松浦のアジフライをコンセプトにした貯金箱で「すてきなデザイン・アイデア賞」を受賞した梶川君(中央)=松浦市役所

 昨年度の第44回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール(ゆうちょ銀行主催)で、「すてきなデザイン・アイデア賞」に入賞した松浦市立御厨小3年の梶川悠斗君(8)が21日、市役所を訪れ、友田吉泰市長、今西誠司教育長に受賞報告した。
 同コンクールには全国の小学生から約72万点、県内からは316校、約2万人の応募があり、梶川君ら7人が「すてきなデザイン・アイデア賞」に入賞した。
 梶川君の作品は、同市の「アジフライの聖地」をコンセプトにした「アジフライ貯金箱」。段ボールを材料に、コインが台を滑り落ちる途中でアジフライなどをデザインしたフェルトの飾りに触れて方向を変えながら貯金箱の中に入る仕組み。2年生だった昨年の夏休みに1週間かけて製作したという。
 入賞作品は昨年12月から東京や福岡など全国7カ所で巡回展示され、今年3月梶川君に返却されたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う臨時休校の影響などで今回の受賞報告になった。友田市長らから祝福を受けた梶川君は「入賞できてうれしい。好きな学科は図工。段ボールを切るのが難しかったが、思うような形にできた」と話した。

© 株式会社長崎新聞社