英国王立航空協会がeVTOLデザインコンテスト開催

英国王立航空協会は、一般航空分野における大規模なイノベーションを促進することを目的とした第4回デザインコンペの応募受け付け中、今回は特にeVTOLに焦点を当てているのが特徴だ。

英国王立航空協会の最新の一般航空デザインコンペでは、救急搬送用のeVTOLデザインを募集している。軽飛行機協会との提携により実施されるこのコンテストは、個人でもチームでも、世界中の工学系の学生や大学院生、専門家、アマチュアの航空機設計者からの応募が可能だ。

ハリケーンがカリブ海に浮かぶドミニカ島を襲い、ほとんどすべての建物が破壊され、ほとんどの道路が封鎖されている。負傷した人々を避難させるためにeVTOL機が必要とされている。

とコンテストのお題が掲げられている。さらにデザインされるeVTOLには、パイロット、アテンダント、ストレッチャーケースを搭載し、50フィートまでの垂直離陸および50フィートからの垂直降下が可能である必要がある。他の制約事項は、チルトウイング、チルトスラスト、またはチルトローターの構成にする必要がある。欧州連合航空安全局の小型VTOL機の特別条件の要件に準拠した一般的な特性も含まれる。

各エントリーには、設計図と詳細な計画書、X-Planeまたは互換性のあるシミュレータで評価するための設計の飛行モデルを添付が必須となる。エントリーの締め切りは8月31日で、受賞者は11月16日に開催される王立航空協会のGA Light Aircraft Design Conferenceで発表される。


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