コロナ終息後に中国進出がありそうな高橋優

シンガー・ソングライターの高橋優が2014年に発売した「ヤキモチ」のカバー曲が、中国で話題を集めているという。

一部スポーツ紙によると、カバー曲のタイトルは「起風了(チーフォンラ)」で、中国・浙江省出身の女性歌手ラージャオが2018年に発売。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛が続く中で、遠くに離れた恋人や家族を思う気持ちを綴った同曲に、会えない人への思いや、戻れない頃に思いを馳せる人が続出。

音楽配信サイト「ネットイース」で、総計17億回以上再生され、再び各音楽配信サイトで1位を獲得するなど大ヒットしているという。

「ヤキモチ」は、中国や台湾、香港、韓国でも放送された日本のドラマ「深夜食堂3」(14年)の主題歌で、ラージャオが同曲をカバーした動画をネットイースにアップ。

動画が5億回以上再生されるなど注目を集めていたというのだ。

「小林薫主演の『深夜食堂3』は、人情とグルメが人々の心に刺さったようで、中華圏で絶大な人気となった。高橋は小林と同じ事務所とあって主題歌に抜てきされていた」(音楽業界関係者)

秋田出身の高橋は北海道の大学卒業後、映画館でマネージャーのアルバイトを2年間経験。07年に札幌のライブハウスで、現在のチーフマネージャにスカウトされ08年に上京。10年7月にシングル「素晴らしき日常」でメジャーデビューを果たした。

13年に初の日本武道館公演を開催、16年からは、「音楽で秋田を盛り上げたい」という思いから自身主催の音楽フェスを開催。毎年開催地を変え、秋田県内13市を回る予定で故郷の経済効果に貢献を果たしている。

コロナ終息後、中国人民にその生歌を届けることになりそうだ。

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