豊川悦司&常盤貴子がリモート同窓会!「愛していると言ってくれ」が25年ぶりに地上波放送

TBSほかでは、豊川悦司、常盤貴子共演による1995年放送のドラマ「愛していると言ってくれ」を「2020年特別版」として、5月31日から4週連続、全4回にわたり放送。(5月31日、6月7・14・21日午後2:00。一部地域を除く)。さらに今回は特別企画として、豊川&常盤によるリモート対談を全4回にわたりおくることも決定。2人は撮影時のエピソードや手話に関してなど25年前を振り返るほか、思いを伝えることが困難な“今”を語る。

95年7月クールの金曜ドラマ枠で放送された本作は、ラブストーリーの名手・北川悦吏子氏が脚本を担当。幼い頃に聴覚を失った後天性聴覚障害者の新進青年画家と、アルバイトをしながら劇団で演技の勉強を続けている女優の卵の、言葉を超えた純粋で繊細なラブストーリー。聴覚障害がある画家の榊晃次(豊川)は、はつらつとして純粋な女優の卵・水野紘子(常盤)と運命的な出会いをする。懸命に手話を覚え、思いを伝えようとする紘子の熱い思いに、晃次の閉ざされた心は次第にほぐされていく。しかし、言葉が伝わらず誤解が生まれ、そして会えなくなる。恋する者にとって最もつらく厳しいこの三つの障壁が立ちはだかる。

恋愛を通して、人間的にも、仕事の上でも成長していく2人の切ない愛の過程を描いた同ドラマは、平均視聴率21.3%、最終話で最高視聴率28.1%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。DREAMS COME TRUEが歌う主題歌の「LOVE LOVE LOVE」は約250万枚を売り上げる大ヒットとなり、この年のオリコンシングルランキング年間第1位となった。そのほか、劇中で自然と手話が登場することで視聴者が手話に関心を寄せ、手話サークルへの入会者が爆発的に増えたきっかけを生んだといわれている。

豊川は「このタイミングで、またこのドラマを見ていただける、あるいは初めて見ていただけるというのは大変うれしいことです。25年前は携帯電話やメールで連絡を取ることができなかった時代で、今はあまり描かれなくなった“純愛”がテーマ。でも、2020年の若者にも何かを感じていただけると思っています。楽しんでご覧いただければと思います」とメッセージを寄せる。

常盤は「これまでも多くの方々に愛されてきたドラマだったんですが、25年ぶりに地上波で放送が決まり、今まで見たことがなかった人たちにも見ていただける機会ができたというのは、とてもうれしいです。当時『手話ってすてきだな!』と思ってくれた人たちがたくさんいたように、これを機にまた、手話という美しい言語の魅力を感じてもらえたらいいなと思います」と呼びかけている。

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