NASCAR:シリーズ最長“コカ・コーラ600”はケゼロウスキー優勝。フォードが2002年以来の大会制覇

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 2020年のNASCARカップシリーズは5月24日、ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでシーズン第7戦にあたる“コカ・コーラ600”が行われ、延長戦の末にブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)が優勝を飾った。

 シリーズ再開後3戦目となるコカ・コーラ600は戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)に行われる伝統の1戦であり、シリーズ最長の900マイル(約965.6km)で争われる。決勝レースは1.5マイル(約2.4km)のオーバルを舞台に1ステージ100周の4ステージ合計400周で争われた。

 ステージ1はスタートから49周目に軽い雨が降ってきたためイエローコーションが導入されると、その翌周には本降りとなったため赤旗が出された。このレース中断はコースの乾燥作業が終わり、レース再開を迎えるまでに1時間8分35秒の時間を要することに。

 57周目のリスタートからはアレックス・ボウマン(シボレー・カマロZL1)がレースをリード。残り3周でクリント・ボウヤー(フォード・マスタング)がクラッシュしたため、このステージ1はセーフティカー先導でチェッカーとなり、ボウマンがトップ、ステージ2位にマーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)、ステージ3位にチェイス・エリオット(シボレー・カマロZL1)が入った。

 続くステージ2もボウマンが制覇。300周目までのステージ3はジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)がトップチェッカーを受けた。

NASCAR“コカ・コーラ600”

 最終ステージ4は中盤までジミー・ジョンソン(シボレー・カマロZL1)が引っ張る展開となったが、354周目のリスタートでケゼロウスキーに交わされてトップが交代。そのケゼロウスキーもチェイス・エリオット(シボレー・カマロZL1)にラップリーダーの座を奪われるなど、激しい優勝争いが繰り広げられる。

 トップに浮上したエリオットは1秒近いリードを築いてレース終盤を迎えたものの、チェッカーまで残り2周のタイミングでウイリアム・バイロン(シボレー・カマロZL1)がタイヤバーストからスピンしたことでイエローコーションが出され、レースは延長戦“オーバータイム”に突入する。

 このイエローコーション中にエリオットたちがピットインした一方で、ケゼロウスキーなどはステイアウト。ケゼロウスキー、ジョンソン、ボウマンが上位を占める形で最後のリスタートを迎えた。

“コカ・コーラ600”を制したブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)
“コカ・コーラ600”を制したブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)

 このリスタートではイン側をキープしていたケゼロウスキーがポジションをキープ。後方から追いすがったジョンソンの猛攻を防ぎきりトップチェッカーを受けた。ケゼロウスキーはこれが2020年シーズン初優勝、またフォードにとっては2002年以来の“コカ・コーラ600”制覇となった。

 2位にはジョンソンが入ったもののレース後の車検で違反が見つかったため失格処分に。3位チェッカーだったエリオットが2位に繰り上がり、3位にはライアン・ブレイニー(フォード・マスタング)が入った。

 2020年のNASCARカップシリーズ、8戦目となる次戦は5月27日に同じくシャーロットを舞台に争われる“アルスコ・ユニフォーム500”だ。