「第2波は必ず来ます」アフターコロナの今すべきこと【3児ママ小児科医のラクになる育児】

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東京衛生病院小児科の小児科医、私生活では8歳6歳4歳の子育て中という3児のママ小児科医保田典子先生のコラム。今回は、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言解除後、知っておいてほしいこと、やるべきことを教えてもらいました。

こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では8歳、6歳、4歳の子育て中です。4月7日に7都道府県で発令され、全国へ拡大した緊急事態宣言。新型コロナウイルス感染拡大が落ちつきつつあり、ついに5月25日にすべて解除されました。学校、幼稚園、保育園も徐々に再開しそうな見通しですが、そんな今やっておきたいことをお伝えします。

第2波は必ずくる

今、北海道で第2波がきてピークを超えたかな?という状況です。日本では感染者数が少ない地域でも自粛生活を行っていて、感染拡大がおさえられていました。

新型コロナウイルスは潜伏期間が長く、8割の人が軽症もしくは無症状とも言われています。今は飛行機もほとんど飛んでいなくて、地域間の移動も非常に少なくなっていますが、海外も含め、地域間の移動や経済活動が再開されると、多かれ少なかれ第2波がくると考えられています。

感染者をゼロにするのが非常に難しい感染症なのですが、大事なのは”急激な”感染拡大をくい止めることです。そのためにこれからできることがあります。

子どもの健康のために学校は行く

学校や幼稚園のお休みで学力の低下や学習環境の格差が問題になっています。他に、子どもたちの状況を見ていると、体力低下も今後問題になってくるのではないかと心配しています。

この状況で、メンタルが疲れてしまった子どもたちも出てきています。
病気はコロナだけではありません。今必要以上の社会生活を制限することは、数年後、数十年後の生活習慣病などの病気の原因になることも心配されます。

子どもたちの心身の健康を保つためにも、学校や幼稚園は、緊急事態宣言解除後は行った方がいいのではないかな、と思っています。

未就園児の保育園に関しては、今の首都圏の状況をみるとコロナに感染する確率は高くないと考えられますが、保育園に行けば、コロナ以外の風邪をもらってくる可能性がぐんと高まりますので、お仕事や家庭の状況に応じて判断いただくといいと思います。

必要以外の外出は自粛した方がいい

会社も学校もレジャーもすべて再開してしまうと、第2波の波が大きく来てしまう恐れがあります。段階的に再開する学校もあるようですが、他の生活も段階的に戻していくのが望ましいです。

電車などの公共交通機関を使ったお出かけなどは、可能な限りしない方がいいでしょう。
近場でも、スーパーなどは1人で買い物に行くことは継続しましょう。

わが家には、ずっと家にいる保育園児がいるのですが、体力が低下している今、いきなりフルタイムで保育園へ行かせるのが不安なので、週2〜3日からとか、1日の保育時間を短くして預けるなどしようかな、と考えています。

冬にお友達と約束したお出かけは、まだまだだなと決めています。

迷っているのが、電車に乗って行かなければいけない病院受診です。命に関わることではないので自粛していたのですが、子どもの成長のためには早めに連れて行ってあげたい……。でも、急に遠方へ行くことを再開することは、少し不安です。

どうしたら感染するかを再確認!

新型コロナウイルスにかかわらず、「風邪」といわれる感染症のほとんどは「接触・飛沫感染」です。

接触飛沫感染は、鼻水や唾液から感染します。しゃべっている口からも飛沫するので、目に見える鼻水や唾液に触らなくても感染することがあるので、ソーシャルディスタンスが大事なのですよね。

また、ウイルスがついた物を触ることによっても感染するので、近くに感染者がいなくても、感染者が前に触ったものに触ることでも感染します。
感染は皮膚についているだけで感染するのではなく、ウイルスが鼻や口から入ることで感染します。

そのため、鼻や口に触らないこと、外出から戻ったらしっかり手洗いうがいをすることがとても大事です。

2〜3歳以降のお子さんであれば、「なぜしっかり手洗いをしたほうがいいのか」をしっかり伝えて手洗いを一緒にすると、きちんと習慣づけできると思います!

ストレスをためすぎないで

3月からの3カ月間。親も子もいろいろとストレスがたまったと思います。感染がピークだった時でも、日本はアメリカやヨーロッパに比べると低い感染率で推移しています。

きちんと手洗い、うがい、外出時のルールを守っていれば感染はしないと考えてもいい時期ではないでしょうか。怖がりすぎないで、今できる楽しいことを少しずつ再開していきましょう。

今まで考えてきた「コロナが終わったらしたいこと」はありますか?

その中でできそうなことを少しずつやって、心も健康な6月を過ごしましょう!


著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生

医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師。株式会社メドイース 代表取締役。2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。


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