医療の神モチーフの絵馬製作 聖龍院さん

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後ろにかけた掛け軸の神農をモチーフに、新型コロナウイルス感染収束を願って絵馬にわらべ姿の神農を描く聖龍院さん

 青森県弘前市のねぷた絵師聖龍院龍仙さん(73)が、新型コロナウイルスの収束を願い、古代中国の医療の神「神農(しんのう)」をモチーフにした絵馬づくりを進めている。一日も早く特効薬ができ、人々が元のように安心して暮らせるように-と、同市の自宅アトリエで一筆一筆に心を込めて描いている。

 神農は、古代中国の伝承で、医薬と農業の神とされる。聖龍院さんは30年前と20年前、それぞれ神農が描かれた掛け軸を手に入れ、手元に置いてきた。昨今、アマビエ関連の品がもてはやされる中、神農こそコロナ禍にふさわしい題材と、今月に入ってから掛け軸の神農をモチーフに、わらべ姿の神農が薬草を口にしている「〓符(じょふ)絵馬 滅敵コロナウイルス」の製作を始めた。弘前、黒石、つがる市などの津軽七ケ寺や県外の寺にも納める。

 聖龍院さんは絵馬一つ一つに丁寧に色付けをしながら「特効薬となるワクチンが一日でも早く完成し、元通りの明るい生活が送れるようになってほしい」と願いを込めている。

※〓は「口」二つの下に「几」