バイエルンが「ドルトムントから強奪」した4名のスター

26日に行われるボルシア・ドルトムント対バイエルン・ミュンヘンのビッグゲーム。今やドイツダービーとも言えるこの対戦は、同国を二分する天下分け目の試合となる。

今回は、より資金力に優れているバイエルンがドルトムントから引き抜いてきた選手たち4名をご紹介する。全員覚えているだろうか?

ロベルト・レヴァンドフスキ

バイエルン加入:2014年

移籍金:フリー

ボルシア・ドルトムントでルーカス・バリオスの後継者となり、多くのゴールを量産したポーランド代表。ユルゲン・クロップの下で多くのタイトルを獲得した。

しかしその後契約満了とともにバイエルンへフリーで移籍するという驚きの選択をし、ドルトムントのサポーターから大きな批判を浴びながら新天地へと移っていった。彼にとってはこの決断は非常に成功だったといえる。

マッツ・フメルス

バイエルン加入:2016年

移籍金:3070万ポンド(およそ40.18億円)

バイエルンの下部組織で育成されたフメルスであるが、トップチームでの出番を求めてドルトムントへ移籍。プロ選手として大ブレイクを果たし、ドイツ代表でも中核を担うストッパーに成長するとともに、クラブではキャプテンも担うことに。

しかし、レヴァンドフスキが移籍した2年後に彼もバイエルンへの復帰を決め、多額の移籍金でライバルへ加入。ブンデスリーガ3連覇を果たした後、またも古巣ドルトムントに復帰している。

マリオ・ゲッツェ

バイエルン加入:2013年

移籍金:2775万ポンド(およそ36.32億円)

ドルトムントの下部組織で8歳から育った「生え抜き」で、2009年にプロデビュー。18歳でチームの中心的なアタッカーとなり、度々怪我に悩まされながらも高いレベルのプレーを見せた。

ドイツ代表にも定着して評価を確固たるものにした2013年にバイエルンへ移籍。契約解除料満額が支払われての取引で、ドルトムントには断りようのない取引だった。フンメルスと入れ替わるように2016年に古巣復帰している。

トルシュテン・フリンクス

バイエルン加入:2004年

移籍金:833万ポンド(およそ10.9億円)

ヴェルダー・ブレーメンで活躍し、ドイツ代表に上り詰めたフリンクス。2002年W杯の準優勝も経験したあと、多くのクラブの誘いの中からボルシア・ドルトムントを選んで加入した。

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トマーシュ・ロシツキーらとともに中盤で存在感を見せて更に評価を高めると、2004年にバイエルンへと引き抜かれている。しかしそこではフェリックス・マガト監督と対立するなど上手く行かず、1年で古巣ブレーメンへと戻っている。

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