27個の優れた打撃記録 イチローの262安打も選出

メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーは、これまでのメジャーリーグの歴史のなかから27個の優れた打撃記録を紹介する特集記事を公開した。月間記録や連続記録、新人記録など様々な視点から記録が紹介され、そのなかには2004年に当時マリナーズのイチローが記録したシーズン262安打も含まれている。

アドラーは、ジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新した2004年のイチローについて「長く残っているシーズン記録は何度もチャレンジを受けてきたが、候補者たちはシーズンが進むにつれてペースを落としていった。しかし、2004年のイチローは違った」と述べ、8月末までに212安打を放ったイチローが9月に50安打を記録してシスラーの記録を破ったことを紹介。「56安打を放った8月も驚異的だった」と新記録を樹立する前の月の活躍にも触れている。

2019年シーズンからは、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)がマークした9試合連続二塁打の新記録、アリスティデス・アキーノ(レッズ)によるデビュー16試合で10本塁打の新記録、ピート・アロンゾ(メッツ)によるシーズン53本塁打の新人メジャー記録の3つが選出。新人が両リーグ最多の本塁打を記録したのもアロンゾが初めてだった。

過去の名選手では、1968年にウィリー・メイズが記録した8試合10本塁打、2001年にバリー・ボンズが記録したシーズン73本塁打、1941年にジョー・ディマジオが記録した56試合連続安打などが選出。アドラーがピックアップした27個の記録は以下の通りとなっている。

【1】ボー・ビシェットが9試合連続二塁打(2019年)
【2】マイク・トラウトが37打席で28回出塁(2018年)
【3】ジャンカルロ・スタントンがメジャー16年ぶりの59本塁打(2017年)
【4】J・D・マルティネスが1試合4本塁打を含む21試合16本塁打(2017年)
【5】アルバート・プーホルスが24試合で15本塁打&4三振(2015年)
【6】ブライス・ハーパーが12試合で10本塁打&出塁率.630(2015年)
【7】アルフォンゾ・ソリアーノが4試合で13安打&18打点(2013年)
【8】ライアン・ハワードが1試合3本塁打を含む16試合13本塁打(2006年)
【9】ウィリー・メイズが8試合で10本塁打&20打点(1968年)
【10】アリスティデス・アキーノがデビュー16試合で10本塁打(2019年)
【11】イチローがシーズン262安打(2004年)
【12】バリー・ボンズがシーズン73本塁打(2001年)
【13】トッド・ヘルトンが5月に打率.512&OPS1.588(2000年)
【14】サミー・ソーサが6月に月間20本塁打(1998年)
【15】リッキー・ヘンダーソンが9月に月間34盗塁(1980年)
【16】ハック・ウィルソンが8月に月間53打点(1930年)
【17】タイ・カッブが7月に打率.528&67安打(1912年)
【18】ジョー・ディマジオが56試合連続安打(1941年)
【19】ケン・グリフィーJr.(1993年)など3人が8試合連続本塁打
【20】チッパー・ジョーンズ(2006年)など2人が14試合連続長打
【21】ピート・アロンゾが両リーグ最多の53本塁打(2019年)
【22】トレバー・ストーリーがデビュー6試合で7本塁打(2016年)
【23】ジョージ・スプリンガーがワールドシリーズで5本塁打(2017年)
【24】ダニエル・マーフィーがポストシーズン6試合連続本塁打(2015年)
【25】ポストシーズンでデービッド・オルティスらが大活躍(2004年)
【26】レジー・ジャクソンがワールドシリーズ第6戦で3本塁打(1977年)
【27】ベーブ・ルースとルー・ゲーリッグがワールドシリーズで大活躍(1928年)

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