谷原章介×玉山鉄二×渡部篤郎「犯罪症候群 Season2」が地上波初放送

フジテレビ系では、6月6日から連続ドラマ「WOWOW×東海テレビ 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群 Season2」(土曜午後11:40)を放送する。

東海テレビでは、新型コロナウイルス感染予防に最大限の配慮をするため、連続ドラマの撮影を休止中。それに伴い、桜庭ななみ主演の新作連続ドラマ「13(サーティーン)」の放送を延期し、東海テレビとWOWOWがコラボした谷原章介主演の連続ドラマ「犯罪症候群 Season2」を地上波初放送することとなった。

原作は、累計50万部を越える貫井徳郎氏による人気3部作「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」。“復讐(ふくしゅう)の是非”をシリアスに描く社会派サスペンスで、玉山鉄二主演のSeason1が2017年に放送され、谷原主演のSeason2も同年にWOWOWで放送された。

ドラマは鏑木護(谷原)が警視庁から所轄署に左遷されたところからスタート。ある日、ビルの下で転落したと思われる少年の遺体が見つかり、鏑木も現場検証に立ち会う。遺体は事故死として処理されるが、警視庁の環敬吾(渡部篤郎)は不審に思い、武藤隆(玉山)を呼び出して、ある資料を渡す。それはこの1年で起きた「4人の死亡事故記録」だった。実は死亡した4人には“過去の殺人歴”という共通点があった…。

谷原は「今回、鏑木刑事が3年ぶりに地上波に登場します。撮影当時は、正義に燃える刑事としての顔と、復讐に手を染める1人の人間の思いのはざまで混乱しました。どちらの気持ちも分かるのですが、それぞれを突き詰めていくと破綻していく。頭と体がバラバラになるような日々だったなという印象です」と撮影当時を振り返る。そして、「皆さんにとって大事なことは何ですか? 許せないことは何ですか? あなたにとってかけがえのないものは、失って初めて分かるのかもしれません。鏑木の絶望を見て、そんなことを考えていたただければ」とコメント。

また「折しもコロナ禍でエンターテインメントのあり方が見直されていて、僕ら役者は、おなかを満たしたり、道具を生み出したりすることはできませんが、皆さんの心に刺激を、潤いを、癒やしを与えることができます」と力説。。「人はパンのみで生きることはできません。皆さんに喜んでいただけるよう、頑張っていきたいです。僕のおすすめ“STAY HOME”の過ごし方は、たまりにたまっているものを片付けること! こんなに家族と一緒にいられる日々は二度とこないと思います。もう出口は見えてきました、濃密な家族との時間を味わい尽くしましょう!」とメッセージを寄せている。

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