外国企業、中国での事業展開に自信 新型コロナ終息で

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外国企業、中国での事業展開に自信 新型コロナ終息で

  工場内で生産作業を行う英威高級セラミック(鞍山)の従業員。(4月23日撮影、鞍山=新華社記者/姚剣鋒)

 【新華社北京5月26日】シュテファン・ボット氏は、新型コロナウイルス感染症の流行に対する中国の効率的な対策と、流行が終息に向かう中での経済活動の迅速な再開に、喜びと驚きを感じている。

 高効率の暖房・冷房・給湯機器で世界をリードする独バイラント・グループの中国空調部門プログラムディレクターを務めるボット氏は、春節(旧正月)中に中国からドイツへ帰国し、ドイツの本社で勤務していた。

 ボット氏は当時、中国で進行中だった自身のプロジェクトについて心配していたが、その後、進化する中国市場での同グループの前進を目の当たりにすることとなった。

 バイラント・グループは19日、安徽省に新たな展示ホールをオープンさせた。さらに消費者との距離を縮めるため、年内には四川省に別の展示ホールをオープンさせる予定だ。

 ボット氏は「中国の新型コロナ流行が十分抑制されてすぐ、上海に戻った」と語り、出張のための渡航もすぐ再開され家族と再会できることを願うと述べた。

 バイラント中国暖房部門の李林濤(り・りんとう)セールスディレクターは、同グループの中国での売上高は昨年5月の8割に相当する水準まで回復しており、新型コロナ流行の中でも中国市場が持つ回復力が示されたと語る。

 李氏は、バイラントは新型コロナの発生があっても中国市場での事業展開に自信を持っていると表明。中国が常態化した予防・抑制の段階に入ったことから、同社の中国投資計画は今年も変わらず、営業スタッフを15%増員して中国の地方中小都市へ事業を拡大していくと語った。

 バイラントの中国支社が所在する上海では、外国資本流入が今年の第1四半期(1~3月)には前年同期比4.5%増の46億7千万ドル(1ドル=約108円)に達した。

 中国の対外開放拡大の一環として、上海では11月、第3回中国国際輸入博覧会(CIIE)が予定通り開催され、世界最大規模を誇る中国の消費者市場に外国企業が近づく新たな機会を提供する見込みだ。