元中日ドラゴンズ鈴木孝政氏、偶然とは思えない縁を感じた修学旅行での出来事

東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月~金16:00~19:00)5月25日放送の「今日の喜怒哀楽」のコーナーで、コメンテーターの鈴木孝政氏が、自身の修学旅行の思い出を話した。鈴木氏は、1972年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団したが、実は、高校の修学旅行で、すでにドラゴンズとの縁を感じさせる体験をしていたというのだ。

鈴木氏は、成東高校(千葉県)2年のときに、修学旅行で奈良・京都へ出かけた。奈良では奈良公園猿沢池ほとりの旅館に泊まった。その玄関には、中日ドラゴンズの選手たちの集合写真が飾ってあった。当時のドラゴンズは、奈良公園でキャンプを行い、その旅館を宿舎にしていたのだ。そのときの鈴木氏は「千葉の高校生なので(名古屋の)中日ドラゴンズには興味はなかった」と言うが「その写真のことは、今でも鮮明に覚えている」と話した。

その翌年に鈴木氏は、ドラゴンズにドラフト1位で指名され入団した。そして(杉下茂氏ほか)先輩たちから、奈良でのキャンプの話を聞くことができたそうだ。修学旅行で奈良へ出かけ、泊まったのが、ドラゴンズがキャンプで宿舎にしていたのと同じ旅館。偶然とはいえ、運命的な出来事とも言える。さらに、この出来事には、大きな幸運が作用していたのだ。

実は、鈴木氏が通っていた高校では、修学旅行は9月に実施されていた。しかし、野球部は9月に新人戦があり、例年、野球部員は、修学旅行に参加することができなかった。しかし、生徒会が働きかけて、その年、修学旅行の実施が11月になり、野球部員も参加できることになったのだ。「高校2年で、特別に行かせてもらった修学旅行で、すでにドラゴンズに縁があった。偶然でも、何だが感じるものがある」と鈴木氏は話した。

この話は、今年の夏の甲子園大会が中止になったことから派生したもので、鈴木氏は、部活動の大会から修学旅行などの学校行事の大切さについて触れた。そして、鈴木氏には中学3年生の孫がいる。「孫の(9月の)修学旅行が中止になったら、やるせないなあ。何とか、行けるようにならないか願うばかりだ」と加えた。

東海ラジオのプロ野球解説者がコメンテーターを務める『ドラゴンズステーション』(月~金16:00~19:00)。鈴木氏のほか、ドラゴンズステーション東海ラジオのプロ野球解説者は、権藤博氏、鹿島忠氏、山本昌氏、山﨑武司氏、谷繁元信氏、大西崇之氏、井端弘和氏、森野将彦氏、など。

ドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 16時00分~19時00分

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