危うく大きな落雷事故となるところでした。長野県須坂市の須坂東高校で落雷によるとみられる倒木がありました。木は衝撃で木っ端みじんに砕け散りましたが、幸いけが人はいませんでした。
落雷があったとみられる須坂東高校の昇降口前。倒れているのはヒマラヤスギの大木です。雷の直撃を受けたとみられ、太い幹は折れ、枝は木っ端みじんに砕け散っています。校長によりますと、落雷があったのは午後4時前で、大きな音がしたということです。当時、校内には分散登校の生徒90人がいてホームルーム中でしたが、けが人は確認されていません。校舎の窓ガラスが数枚割れたとうことです。
校長:
「ヒマラヤスギが同じような形で2本立っていた。創立の時から学校のシンボルだった。バキバキ、バン、メリメリって感じ。地が割れるような音の落雷。火災報知器が鳴りっぱなし、非常ベルが鳴りっぱなし。ガラスの割れる音と押しつぶされるような音がした」
生徒:
「地震かと思った」
「振動がすごかった」
けが人がなかったのが幸いですが、木っ端みじんになった昇降口前のヒマラヤスギは生徒を出迎えるシンボル的な存在だったということです。
県内は気圧の谷や湿った空気の影響で午後になって雷雨となった場所がありました。現在も北部と中部に雷注意報などが出ています。