【クォーツモデルにはありません】扇形目盛りが印象的な、“パワリザ表示”搭載モデルに注目!

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巻き上げたゼンマイがほどける力を使って時間を表示する機械式時計。機械式時計には様々な機構が存在するが、そのなかでも、特に実用性が高いのがパワーリザーブ表示だろう。

便利さに加えて、独特の扇形デザインも魅力のひとつ

香箱と呼ばれるパーツに格納されたゼンマイを巻き上げ、そのゼンマイがほどける際に生じる動力を使って時間の表示機構を動かす機械式時計。

あまり時計に興味のない人には意外に知られていないのだが、パワーリザーブ(時計の駆動時間)は一般的に40時間程度(ただし、近年は素材や機構の進歩により80時間というものも増えている)とされている。つまり、手首から外して2日間ほど放置してしまうと、時計が止まってしまうことになる。当然ながら、手巻き、自動巻きを問わず、改めて着用する際にはゼンマイを巻き上げ直し、時刻合わせを行う必要があるというわけだ。

自動巻きの時計を常に身に着けているのであればそれほど気にする必要はないのだが、休日に時計を外している場合や、手巻きの時計の場合は話が違ってくる。と言うのも、残量が少なくなるにつれてゼンマイのほどける力も弱くなり、精度にも影響を及ぼすため、ゼンマイの残量がどの程度残っているのかを把握しておくことが重要なのだ。

そんなときに便利なのが、元々は手巻きが主流であった時代に懐中時計に搭載されたパワーリザープ表示 (パワーリザーブインジケーターとも呼ばれる)である。一説には、パテック フィリップが腕時計に取り入れたことで現在のように一般的な機構として広まったとされており、ゼンマイの巻き上げ残量がひと目でわかる便利さに加え、扇形の目盛りを針で表示する独特のデザインも特徴となっている。

写真はオリエントスターの“セミスケルトン”に搭載されているパワーリザーブ表示。ガソリンメーターを思わせる扇形目盛りでゼンマイの巻き上げ残量(時計の駆動時間)を表示しており、ゼンマイを巻き上げていくと少しずつ針が動く。動力を蓄積して50の目盛まで針が到達した状態は、約50時間連続して時計が動き続けることを示している。

今回は、機械式時計ならではの機構である、パワーリザーブ表示に焦点を当てて、編集部おすすめの“パワリザ表示”搭載モデルを紹介していこう。

》編集部のおすすめモデル-其の1
ORIENT STAR(オリエントスター)
モダンスケルトン
コンテンポラリーコレクションのなかでも人気の高い、機械式時計の機構を見て楽しめるモダンスケルトンシリーズ。このモデルは深め色合いのブルーをベースに、差し色でピンクゴールドを合わせた世界限定2000本のスペシャルモデル。同シリーズのアイコンである12時位置のパワーリザーブ表示、6時位置のスモールセコンドに加えて、9時位置のオープンハートや、4時から8時位置にスリットを入れたスケルトンデザインを採用。10万円アンダーの手頃な価格でありつつ、価格以上の高級感を感じさせてくれる。

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室(TEL.042-847-3380)
https://www.orient-watch.jp/orientstar/

》編集部のおすすめモデル-其の2
SEIKO(セイコー)
プレザージュ 有田焼ダイヤルモデル
有田焼を文字盤に採用したプレザージュの話題作。新たに開発された硬度を高めた磁器素材を採用し、腕時計の文字盤としての耐久性を獲得している。磁器の質感が味わえるわずかに青みを帯びた白の文字盤に、6時位置にカレンダー表示、9時位置にはパワーリーブインジケーターを搭載している。また文字盤に映えるブルーの針やローマンインデックスを採用し、クラシックな雰囲気を演出。12時のレッドカラーも、アクセントとなっている。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様時計相談室(TEL.0120-061-012)
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarw049

》編集部のおすすめモデル-其の3
YONGER&BRESSON(ヨンガー&ブレッソン)
パワーリザーブモデル
フランス・モルトー発のウオッチブランド、ヨンガー&ブレッソン。本作は、タイムレスなクラシックスタイルを追求しながらも実用機能を付加したモデル。小振りな39mmのケースに納められた文字盤にはセリフ付きのローマインデックスをレイアウトし、ビジネスカジュアルにもマッチする、シンプルかつ、エレガントなデザインに仕上げられている。12時位置にはパワーリザーブインジケーターを搭載しており、ゼンマイ巻き上げ残量を表示。デイト表示を6時位置に配置することによって、シンメトリーな美しさも追求されているのもポイントだ。

【問い合わせ先】
モントレックス(TEL.03-3668-8550)
http://www.montrex.co.jp/y_.html

文◎船平卓馬(編集部)