【マレーシア】国営石油ペトロナス、1Qは68%減益[資源]

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マレーシアの国営石油ペトロナスが22日発表した2020年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比3.9%減の595億9,300万リンギ(約1兆4,730億円)、税引き後の純利益(PAT)が68.3%減の45億2,000万リンギだった。原油価格の急落による液化天然ガス(LNG)や石油製品などの価格下落、新型コロナウイルスの感染拡大による需要低迷などで減収減益となった。

第1四半期の原油平均生産量は1%増の日量246万4,000バレル。ブラジルでの増産が寄与した。LNGの生産量は3%増の739万トン、販売量は6%増の999万トン。同期の設備投資額は上流部門を中心に2.4%増の84億8,600万リンギだった。3月末時点の総資産は6,299億5,000万リンギで、対米ドルでの通貨リンギ安や資本支出の増強などで昨年12月末時点から1.2%増えた。

ワン・ズルキフリ・ワン・アリフィン社長兼グループ最高経営責任者(CEO)は、「今年後半に向けて経済活動は徐々に活発化する見通しだが、原油価格の低迷など業界を取り巻く環境が改善されない限り、今年の業績は厳しい」とコメント。財務体質の強化やコスト削減、従業員の安全確保などに力を注ぐとともに、中核事業の拡充などの長期的戦略の遂行に努めていく意向を示した。

26日付スターによると、ペトロナスは今年の設備投資額を前年比21%減の500億リンギに抑える予定。うち260億~280億リンギを国内事業に割り当てる方針だ。営業支出に関しては詳細を公表していないが、12%削減する方向で検討しているという。昨年の営業支出は226億6,000万リンギだった。