乗組員27人 27日帰国 長崎・客船集団感染

コスタ・アトランチカ

 長崎県は26日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船コスタ・アトランチカの外国籍乗組員27人が27日に下船し、長崎空港から定期便で帰国すると発表した。再検査で陰性が確認された25人と、当初から陰性だった2人。国籍は明らかにしていない。
 また、船内の陽性者33人のうち7人を25日に検査した結果、すべて陰性だったことも発表。船内の陽性者は26人になった。月内の出港を目指し、今後も陽性者の検査を毎日続けていく方針。
 一方、再検査で陰性が確認されている外国籍の20代男性1人が26日夜、船内から長崎市内の指定医療機関に搬送され入院した。感染症の症状はなく、ストレスによる体調不良を訴えたという。
 26日時点で帰国者は338人で、船内には286人が滞在。3人が同市内の指定医療機関に入院している。


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