思い出の線路撤去進む JR長崎線

役目を終えた地上のレールの撤去が進んでいる

 3月下旬に長崎市松山町-尾上町の約2.5キロが高架化されたJR長崎線で、役目を終えた地上のレールの撤去が進んでいる。
 渋滞を招いていた踏切も廃止され、25日夜にはこのうちの一つ、旧梁川橋踏切(茂里町)でもレールの撤去が始まった。県によると、枕木も含め8月中に全体の撤去を終え、レールは鉄くずとして売却する。
 県都中心部の地上にJR線路がある光景も間もなく見納め。鉄道ファンからは「子どものころから当たり前だったので寂しい」と名残惜しむ声も。跡地の大半は市道に生まれ変わる予定だ。


© 株式会社長崎新聞社