松浦市長ら県に11項目要望 松浦魚市場周辺の用地造成など

中村知事(左)に要望書を手渡す友田市長(右)=県庁

 松浦市の友田吉泰市長らが25日、県庁に中村法道知事を訪ね、松浦魚市場周辺の用地造成や、志佐川の堆積土砂の撤去など11項目を県に要望した。
 同魚市場は再整備事業が本年度で終了予定だが、現在の水産加工団地は既に完売状態で、企業進出を促すには新たな用地が必要と指摘。埋め立てによる用地造成を求めた。
 2級河川の志佐川については、台風などで護岸が崩壊した場合、沿岸約2キロにある家屋や工場など677戸が浸水する恐れがあるという。河川内に堆積している土砂の早期撤去について、中村知事は「早急に取り組み、市民の安全を確保したい」と述べた。
 このほか、市は西九州自動車道の早期完成や福島大橋の拡幅、新型コロナウイルスの影響で低迷した経済の支援策などを求めた。

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