デスク日誌(5/28):お取り寄せ

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 新型コロナウイルス感染症の流行を受けた外出の自粛で、通信販売の利用が増えている。ワイド東北面で4月30日から12回連載した「お取り寄せ王国 東北」も、取り上げた商品に注文が続くなど反響があった。

 「朝から電話で注文が入り、にこやかになれました」「掲載当日に三十数個が売れました」。各地の記者にはいくつかの店からうれしい報告が届いた。

 経済活動は徐々に再開されているが、飲食店需要の落ち込みや来店客の減少はしばらく続く可能性が高い。産地や店の工夫や努力を今後も伝えていく必要があると感じている。

 おいしいものは人と人とのコミュニケーションも助ける。友人と直接会う機会がめっきり減った同僚は、気に入ったスイーツなどを「コロナ見舞い」と称して相手に送っているという。

 味や香り、色や手触りは、電話やビデオ通話では伝えられないものを運ぶようだ。宅配便の扱い個数の増大は、個人間の荷物の増加も一因とみられている。

 宅配に携わる人々の負担も気にしつつ、連載の一品をネットで注文して家族で味わった。会話がいつもより弾んだ気がした。 (報道部次長 佐藤崇)