陽性残り3人 長崎・コロナクルーズ船内

コスタ・アトランチカ

 長崎県は27日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船コスタ・アトランチカの船内の陽性者が残り3人になったと発表した。引き続き陽性だった26人を26日に検査した結果、23人の陰性が確認された。
 乗組員1人の感染が初めて確認された4月20日時点での乗組員数は623人。これまでに計149人の陽性が判明していた。陽性は船内の3人と、長崎市内の指定医療機関に入院している2人になった。
 27日は外国籍の乗組員27人が予定通り帰国の途に就いた。帰国者は365人となり、船内には259人が滞在。259人には陽性3人のほか、定期航空便で帰国するために2度目の陰性確認が必要な乗組員7人も含まれる。ほかに、陽性2人を含む3人が市内の指定医療機関に入院している。
 運航会社「コスタクルーズ」は月内の出港を目指し、検査を続けていく。県によると、同船が外洋航海するためには、100人程度の乗組員が必要という。


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