児童へ除菌ティッシュ 藤岡の本多さん 御巣鷹のつえ感謝

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日ごろの感謝を込めて山田校長(手前)に除菌ティッシュを手渡す本多さん

 新型コロナウイルス感染防止に役立ててもらおうと、日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」(上野村楢原)を登山する遺族らのためにつえを寄贈し続けている本多一助さん(79)=群馬県藤岡市上大塚=が27日、藤岡美九里東小(山田美穂校長)にアルコール除菌ティッシュ63箱5040枚を寄付した。

 毎年、同校5、6年生がつえに登山者の安全などを祈願するメッセージを書き込んでおり、そうした活動への日ごろの感謝を込めた。本多さんは「子どもたちが新型コロナに感染せず、健康でいられるように使ってほしい」と話した。

 本多さんは25年以上前から慰霊登山者のためにつえを作り続け、毎年100本ほど村に贈り続けている。寄贈総数は3000本以上。毎年6月、児童がつえに「2度と事故が起きませんように」「けがのないように登ってきてください」などと、登山者や空の安全を願うメッセージを思い思いに書き込んでいる。

 本多さんが同校を訪れて手渡すと、山田校長は「温かい心と行動力に感激した。ありがたく使わせていただきます」と感謝した。全クラスに設置し、6月1日の学校再開後から児童の手や机を拭くのに使用するという。