大村市 特別定額給付金のオンライン申請受付を休止へ

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い国民1人に10万円を配る「特別定額給付金」について大村市は27日、今月いっぱいでオンラインでの申請受け付けを休止し、6月から郵送に一本化すると発表した。作業効率を上げる目的で、県内では初めての対応という。
 市特別定額給付金室によると、27日までに申請があったのは対象世帯の約80%に当たる約3万6千世帯。うち1790世帯分がオンラインでの申請だったが、約1割に重複申請や入力ミスなどがあった。オンラインでの申請は郵送と比べて確認作業に手間が掛かり、申請数も減少傾向にあったことから休止を決めた。
 同室は「人員が限られる中、1日でも早く確実な給付ができるよう郵送分への対応に専念したい」としている。同室によると、大村市での給付済み世帯数(27日現在)は、対象世帯の約25%に当たる約1万1千世帯。

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