入場者92万人減 長崎市2~5月の主要観光施設 コロナ影響

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 長崎市は27日、グラバー園など市内九つの市有主要観光施設の2~5月の入場者数が約29万9千人にとどまり、新型コロナウイルス流行の影響を受けて前年同期比約92万4千人減少したと明らかにした。感染拡大防止のため、4月10日以降、各施設を閉鎖しているのが要因。閉鎖は今月末まで継続するため、入場者数は約29万9千人で確定する。1月以降、3月末までに市内の宿泊施設で少なくとも約18万7千人泊分(1人1泊の場合は1人泊)のキャンセルが発生したとしている。
 市観光政策課によると、グラバー園や長崎原爆資料館など九つの市有施設の入場者数は、2月が約17万5千人(前年同期比4万8千人減)、3月が約11万人(同16万7千人減)。閉鎖された4、5月は同約71万人の減少だった。
 1月以降の市内宿泊施設のキャンセル数は県観光振興課が3月19~31日に調査。142施設のうち75施設から回答があった。同課によると、延べ宿泊客数は2月から減少し、3月は前年同期比で半減。4月は同80%以上減った。27日の市議会観光客誘致対策特別委で市が明らかにした。
 2019年の市観光統計の速報値も公表。観光客数は前年比2.3%減の689万500人。台風や日韓関係の悪化などが影響したとみられる。宿泊客数は270万5200人で同約4万人増。観光消費額は同0.6%減の1487億7510万円だった。