国内初の新型コロナと濡れ衣―屋形船「船清」きょう再開!女将は「久しぶりの着物姿です」

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2月半ば(2020年)、国内で初のクラスター発生と全国ニュースになった東京・品川の屋形船「船清」はまったくの濡れ衣だった。きょう28日(2020年5月)、3か月半ぶりに営業を再開した

「もう、頭が真白で、どうしようと、天変地異みたいでした」と、女将の伊東陽子さんは話す。発端は2月13日の品川保健所からの電話だった。1か月も前の1月18日夜に開かれた個人タクシー組合の新年会に出席した運転手が、新型コロナに感染したというのだった。保健所の指示で、従業員全員がPCR検査を受けたところ、70代と40代の男性が陽性だと判明。東京都は屋形船で感染が広がったと発表した。

翌日から予約の99%がキャンセルになって、営業を自粛。そのまま再開できずに、損害は1億円を超えたという。「船を売って補償しろ」といった脅迫まがいの電話にも悩まされた。遅れて小池都知事が「屋形船が発生源ではないのは明白です」と打ち消し、なんとか嫌がらせやキャンセルは沈静したが、今もって感染源は不明だ。

飲食店扱いなので営業は10時まで

再開に漕ぎ着け、船の中の座席数を減らしたり、こまめな換気、消毒は桟橋から始まる。その桟橋には、顧客からの「コロナに負けないで」などの応援のメッセージが貼り付けられていた。伊東さんは「応援は心強いです。着物を着るのも何か月かぶりで、みんな張り切ってます」という。船は飲食店扱いなので、午後10時まで営業だ。

司会の小倉智昭「女将さんに話を聞きました。感染源ではないのに、クラスターと呼ばれて、改装にお金もかけて、そのご営業できなかったのは、キツかったと思うね」

古市憲寿(社会学者)「これから夏だから、風通しも良くていいでしょうね」