頑固なくせ毛と上手に付き合うなら。体験談も含めたヘアケアのアイデア4つ

「髪は女の命」という言葉があるほど、女性にとって髪というのは大切なもの。くせ毛に悩む女性は少なくないと思いますが、自分の髪だからこそできれば上手に付き合いたいですよね。
生まれたときから筋金入りの頑固なくせ毛の筆者の体験談も踏まえ、くせ毛を扱うアイデア4つをご紹介します。

そもそもくせ毛とは?

原因や度合いはさまざまですが、基本的にくせ毛は毛穴の歪みや髪のたんぱく質や水分が不均等だったりと、それでなくてもダメージを受けやすい繊細な髪なのだそうです。
摩擦などで髪の表面を包むキューティクルが剥がれやすく水分が失われることも。くせ毛の人にダメージに悩む人が多いのも納得です。

1. 石けんシャンプー&酢リンス

くせ毛にいいと言われるシャンプー&リンスに、時間もお金もたくさん使ったのにまだ納得のいく方法に出会えていないなら、筆者も手応えを感じているこの方法を試してみるといいかもしれません。

それはシンプルに、「石けんシャンプー&酢リンス」です。

この組み合わせが髪にいい理由は、石けんと酢の性質によるもの。つまり弱アルカリ性である石けんの洗浄力でしっかりと髪の汚れや皮脂を落とした後、アルカリで開いたキューティクルを酸性の酢で中和してキュッと閉じ込めてくれるのです。
ですので、石けんシャンプーだけではきしんでしまうので、セットで覚えておいてくださいね。

髪のために石けんは無添加を

石けんシャンプーは固形の石けんでもいいですし、石けん成分をベースとしたシャンプーも販売されています。その際は余計な添加物や化学成分を使っていない無添加のものがいいですね。ちなみに固形の石けんも、オーガニック店などで植物から抽出されたエッセンシャルオイル配合のものなども手に入るのでオススメです。

酢リンスを準備しよう

酢リンスの用意も簡単。洗面器にお湯を張り、小さじ1~2杯ほどの酢を入れるだけです。匂いが気になる方はリンゴ酢や米酢、より効果を求めたいなら黒酢がいいのだそう。
最初は酢特有のツンとした匂いが気になるかもしれませんが、乾かした髪のスルスルしたまとまりやすい手触りを知ってしまうとその良さを実感するでしょう。

2. 潔く「湯シャン」という手も

「湯シャン」とはその名の通り、湯でシャンプーすること。

実はこの方法は、くせ毛の原因や頭皮の状態によって効果に差が出ることも。
しかも数回だけ行ったところで髪質に劇的な変化が期待できるわけではないので、気長にやってみようという人にオススメします。

湯シャンの方法

【1】丁寧なブラッシングでしっかりと汚れを落とす(浮かせる)
【2】湯船に浸かって毛穴を開く
【3】ぬるま湯のシャワーで頭皮と髪の汚れを流す
【4】指の腹を使い優しく洗う

湯シャンがくせ毛に良い理由

なぜ湯シャンだけで、くせ毛に変化があるのでしょうか。
それは私たちが長年使ってきている「合成シャンプー」の成分が関係しています。石油を原料とした合成界面活性剤に、着色料や香料、酸化防止剤などが添加されています。
この合成界面活性剤が、健やかな髪を作るはずの頭皮のトラブルの多くを引き起こしていると言われているのです。

洗浄力にも優れ、香りも良く、どこでも簡単に手に入る合成シャンプー。でもそのために必要な皮脂まで奪われ頭皮が乾燥し、頭皮は皮脂不足を何とかしようと過剰に油分を出すという不自然な悪循環に陥ってしまっては本末転倒ですよね。

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