不二サッシ、増収も固定費増などで純利益半減

不二サッシ(神奈川県川崎市)は5月28日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比3.6%増の1017億8900万円、営業利益が48.2%減の5億9600万円、経常利益が42.1%減の7億3700万円、当期純利益が50.5%減の4億3200万円となった。

主力の建材事業の売上高は7.2%増の753億2300万円だが、ビル建材事業での商品開発投資など固定費が増加し、セグメント利益は30.5%減の15億7100万円。形材販売事業は市場競争の激化やアルミ地金価格の低下、運送費の上昇などで、売上高が6.7%減の210億100万円、セグメント利益は52.8%減の2500万円。環境事業は提案営業によるメンテナンス案件の受注などで売上高が0.4%増の23億1900万円、営業利益が51.9%増の3億6300万円。

2021年3月期業績予想は新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送った。

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