【新型コロナ】県内で8人の感染を確認 いずれも感染経路不明、再陽性も

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内では28日、男女8人の感染と3人の死亡が確認された。感染者はいずれも感染経路が不明で、相模原市の男性は再び陽性と判定された。

 院内感染が相次いでいた横浜市内では、さいわい鶴見病院(鶴見区)、菊名記念病院(港北区)、横浜甦生病院(瀬谷区)、元気会横浜病院(緑区)で濃厚接触者全員の健康観察期間が終了。市は「これらの病院では院内感染が収束した」との見解を示した。

 一方で、聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(旭区)に別の疾患で入院し、感染した70代女性が死亡。川崎市内では、院内感染が起きた川崎協同病院(川崎区)に入院していた90代の女性患者が亡くなり、茅ケ崎市保健所管内(同市、寒川町)で60代の男性が死亡した。

 新たな感染者のうち1人は、日本郵便の女性社員。日本郵政によると、相模原弥栄郵便局(相模原市中央区)に勤務していた。同郵便局は消毒のため、28日から当面の間、窓口業務を休止する。

 また、川崎市麻生区在住で20代の女子学生は1人暮らしで、外出もほぼしていなかったという。

 相模原市で再び陽性となった男性は、ごみ収集を担当する50代の市職員。4月16日に陽性と判明し、5月11、12日の検査で陰性だったため退院したが、下痢が続いたため再び検査を受けた。退院後は自宅療養を続けており、市は市中感染の可能性は低いとみている。

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