ため池入るな危険! 通報急増、死者も

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立ち入りを禁じる看板が立つため池=仙台市若林区

 ため池周辺に無断で立ち入り、警察に通報されるケースが今月、宮城県内で急増している。新型コロナウイルスの感染拡大により、人の出入りが少ない場所に行楽に訪れた人が多いとみられる。死者も出ており、県警が注意を呼び掛けている。

 県警には1~21日、ため池周辺に何者かが出入りしたとの通報が24件あった。昨年同期の8倍に上り、大型連休中が多かったという。4月の2件と比べても大幅に増えた。

 今月17日には、栗原市内のため池で、釣りをしていた男性会社員(23)が死亡した。県警によると、男性は誤って池に落ちたとみられ、注意喚起の看板が周りに設置されていたという。

 県警生活環境課は、コロナ禍の影響で多くの観光施設などが営業を自粛したり、時間を短縮したりする中、釣りなどの余暇を楽しむため「3密」を避け、ため池を訪れる人が相次いだとみている。

 同課の担当者は「ため池周辺は滑りやすく、転落したら、はい上がるのは容易ではない。非常に危険なのでやめてほしい」と話す。