東西南北

©Nikkey Shimbun

 サンパウロ州政府が27日に、6月からの外出自粛令の緩和策を発表したが、依然としてコロナウイルスによる感染者、死者が後を絶たず、「必要なのは緩和よりロックダウンでは」と思っている州民も少なくない。27日も、サンパウロ州1州だけで死者数が289人増加。仮に国なら1日の死者数ランキングでは世界5位にあたる多さだ。不便な生活が長びくのを喜ぶ人はいないだろうが、規制緩和で「感染する人が増えるのでは」と案じている人が多い。そのため、緩和第2段階でショッピングセンターの限定営業が許可されても、行くのも怖がる人も少なくないかも。いずれにせよ、州の決断と対策がうまく機能することを祈るばかりだ。
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 イスラエルのネタニヤフ首相は28日、ボウソナロ大統領に対して、コロナウイルス対策に関するアドバイスを送った。同首相は「コロナに必要な医療機器の共同開発」を提案した他、両国の医療専門家の対話を行うことなどを呼びかけている。ボウソナロ大統領からすれば、米国同様に極右仲間と解釈したがっているイスラエルだが、ことコロナに関する考え方はかなり違うよう。保健省内が軍人ばかりになっているような状況で、この助言は効くか。
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 暦の上の冬が近づき、このところ肌寒い日が続いている。とりわけ、朝は冷え込み、布団から出たくなくなるほどだ。大サンパウロ都市圏では27日の朝、8・7度を記録。カンポス・ド・ジョルダンでは零下になった。予報によると、今回の冷え込みは30、31日頃まで続くとか。コロナ予防も大事だが、風邪をひかぬよう気をつけて。