林遣都、ソーシャルディスタンスドラマで1人3役に初挑戦

6月11日にフジテレビ系で放送されるドラマ「世界は3で出来ている」(午後11:00)で、林遣都が1人3役に初挑戦する。

リモートによる打ち合わせと、密を避けての安心安全な撮影を徹底したソーシャルディスタンスドラマで、林は商事会社勤務・望月勇人、会計士・望月泰斗、茨城在住の農園経営・望月三雄という29歳の一卵性三つ子を演じる。脚本をNHK連続テレビ小説「スカーレット」の水橋文美江氏、演出を「フジテレビ開局60周年特別企画 教場」の中江功氏が担当する。

自他共に認めるポンコツ社員・勇人の環境は、テレワークやオンライン会議など、今回の緊急事態宣言で一変した。宣言が解除されたある日、勇人を案じていた兄・泰斗と弟・三雄が勇人のもとにやって来る。

演出の中江氏は「今回の予期せぬ状況下においても知恵と工夫を凝らし、さまざまなリモートによるドラマ作品が生み出されてきました。それらに取り組まれた方々の志、思いに感銘を受けたのが始まりです」と企画意図を明かす。

さらに「“今だから”というよりは、“これから”を念頭に、緊急事態宣言解除後の“新しい生活様式”、“ソーシャルディスタンス”を守った上で、どうすれば脚本に描かれた世界を撮影できるかを考えました。ジェームズ・キャメロンのように ウイルス対策が功を奏したニュージーランドで撮影するか、トム・クルーズのようにISS (国際宇宙ステーション)で撮影するか、林遣都さんに3役やっていただくかの3択で、林遣都さん3役を選びました」ということで、「彼以外に考えられないので、断られたらこの企画はなかったことにしようと思っていました。引き受けていただいて感謝しています」と語っている。

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