長崎市と県立大(木村務学長)は28日、相互の資源やノウハウを活用し、地域の活性化や課題解決などで協力し合う包括連携協定を結んだ。県立大が同様の協定を結ぶのは、県内で11市町目。
市の福祉事業に県立大の教員が参画したり、市がインターンシップ(就業体験)で県立大生を受け入れたりするなどの協力関係を強化したい考え。県立大の情報通信技術(ICT)の知見を生かし、市の産業や交通面の課題を解決することなども想定されるという。
市役所であった協定書の締結式で、田上富久市長は「協定を縁に多くの成果を出し、地域やまちの発展に貢献できれば」とあいさつ。木村学長は「互いに新しい長崎市をつくるという意気込みで、連携に取り組んでいきたい」と述べた。